受験制度の違いを見ていく上で、まず知っておいていただきたいことは、アメリカとイギリスでは教育制度が大きく異なっているということです。これが大学の受験制度にも大きな影響を与えています。
まずアメリカですが、大学に入学してから一般教養を学び、専門的に学ぶ分野を決めていきます。そのため**「この分野を学ぶためにこの大学に入る」ではなく「この大学で自分の学びを模索する」というスタンスで進学先を決定します**。
もちろん、学びたい専攻を念頭に置いて、大学に出願する学生がほとんどです。しかしながら、大学に出願する際、学びたい分野を必ずしも決めておく必要はありません。
アメリカの大学に進学をする学生は、「環境や文化が自分に合っているかどうか」「どの大学に行けば自分をより伸ばすことができるか」という視点で考えるのが大切だと言えます。
一方イギリスでは、16歳の段階で大学進学を希望するかどうか決定し、進学希望者はその後2年間をかけて大学進学に向けた勉強をします。この過程で専門分野を絞り、大学に出願する時には、学びたい分野が決定している状態になります。そのため大学では一般教養は学ばず、すぐに専門の勉強に取りかかるのです。
日本の高校を卒業した学生は、この過程を補うために、留学生向けの「ファウンデーションコース」で約1年学んだ後、大学に進学するのが一般的です。ただし、大学学部への出願要件として必修の科目が設定されている場合があるため、ファウンデーションコースへ進む時点である程度大学で学びたい分野を決めておく必要があります。このようにイギリスでは、「学ぶ分野・内容」ベースで大学を選んでいきます。
更にアメリカとイギリスの大学では、入学後の学び方にも大きな違いがありますので、よく理解して大学選びを進めましょう。
アメリカとイギリスの教育制度の違いについて
https://www.notion.so/dc6dd10d603a436a8d8a2a89f7f48de8
日本の大学入試では主に入学試験の成績で合否が決まりますが、海外大はそうではありません。